幼稚園の事例

  • こちらからメールでお問い合わせができます
  • 株式会社アネビーは昭和50年の創業以来、
    全国のこどもたちに安心して楽しんでもらえる遊具を
    設置してきました。このサイトでは実際に設置をしたごく一部を写真とともにご紹介いたしております。

遊びが次々生まれる創造空間-大森みのり幼稚園

遊びが次々生まれる創造空間:びっくり山
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1.びっくり山ゾーン ― 子ども×山砂×水=無限大

 
山砂の砂場はびっくり山ゾーンと園で名づけました。

山砂の砂場はびっくり山ゾーンと園で名づけました。
案内板は副園長手作りです。


子どもが描いた水路の地図。びっくり山を舞台にした壮大な遊び場の「設計」です。

子どもが描いた水路の地図。びっくり山を舞台にした
壮大な遊び場の「設計」です。

「ぼくねー、昨日ねー」手を動かしながら、子ども同士で会話も弾み、交流も深まります。

「ぼくねー、昨日ねー」手を動かしながら、子ども同士で
会話も弾み、交流も深まります。

始めは大人が手を広げたくらいの範囲で、
山砂の砂場に溝や穴を掘っていた子ども達。


ガチャポンプ設置をきっかけに、
出した水が子ども達の掘った穴に溜まり、
「池」ができるようになりました。
次第に園庭からは「池を4つつなげよう!」
「女の子の池つくろう!」といった声が聞こえるように...。

「家で地図つくってくる!」そう言ってある男の子は、
自ら砂場の「水路」の地図を描いて幼稚園に持ってきました。
毎日のようにみんなで「池」を創り、溝を掘り「水路」を創り...。 

今日、明日へと持続する遊び場


砂場にたっぷり使われている山砂は
粘土質で水を洩らさないので、
掘った溝や穴の跡が残り、
遊びが今日、明日、あさってと持続し展開していきます。
子ども達の想像力が、決して1日で終結することのない
豊かな遊び場です。

 

今では砂場中にできた「池」や「水路」。
それをぴょんぴょんと飛び越える子ども達。
時には「池」を飛び越えきれず、ずり落ちる子どももいます。



コンクリートの上では味わえないこと


飛び越えきれない経験も大事、という副園長。


「今の子は整備されたところしか歩いてないでしょ。
バランスを崩して池に落ちる、ぬかるみに足をとられる、
滑り落ちそうになってヒヤリとする、
こういう微妙な身体感覚の体験が、
小さい頃は大事だと思うの。」

変化のある砂場は、地面の大小の凹凸に合わせ、
全身を柔軟に調整する経験が味わえる場でもあります。

「以前にあった鉄の硬い山の遊具だったら、
登って滑って穴に入るだけでしょ。
同じ山でも材質が自然のものだったら、
子どもの遊びが全然違うの。
掘るし、埋めるし、登るし、
自分の手で変化を楽しむことができる。」

と山砂の魅力を語られました。


遊び込みながら形を変えていく山砂の砂場。

みんなの協同作業で子ども達自身が創り出していった、創造的な遊び場です。

 
 
大森みのり幼稚園

ガチャポンプと水路を使って水を流します。

大森みのり幼稚園

流れる水路が合流してやがて大きな川になります。

 

大森みのり幼稚園

スコップで誘導して流れを変えていきます。
流れる水は土を浸食して絶えず変化を続けます。

大森みのり幼稚園

片付けの時、子ども達はまた新しい発見をしました。

 

2.ハラハラ!ドキドキ!スリルがいっぱいの丸太橋

チャレンジしたくなる環境設定
 

【考える子ども達】


大森みのり幼稚園

横歩き。

幼稚園の園庭設計
大森みのり幼稚園

前歩き。

幼稚園の園庭設計
大森みのり幼稚園

しゃがみ歩き。

幼稚園の園庭設計
大森みのり幼稚園

ドボン!

朝、子ども達が園庭に出てきて、ガチャポンプ遊びを始めると、
川ができ、しばらくすると、山砂の砂場に大きな池ができます。
その上に丸太の橋をかけよう、と副園長がひらめきました。



「わー、こわそう」「大丈夫かなー」「できるかなー」「わたし、できる!」


橋を渡る子は、どの子も足元に全神経を集中し、
落ちないように小刻みに揺れながらバランスをとって恐る恐る渡ります。
橋は、丸太なので足元はとても不安定。
もし、バランスを崩して落ちたら泥池が下で待っています。

「キャー!」やっている子も、見ている子も、ハラハラドキドキ。


取り付けた時は、丸太だから子どもたちは難しくてやらないかな、
と予測していたのは大ハズレ。
「やってみる!」と行列ができました。
『子どもたちは、スリルが好き!』と再認識する機会となりました。


バランスが崩れて、ドボンと池に落ちて泥んこになった子も泣きません。
「汚れたら着替えればいいんだもんね」
...子ども達は、困った時の対処の仕方をきちんと知っているから、
不安になりません。だからこそ、チャレンジもできるのでしょう。

渡る前と違って、渡り終えた時の子どもの表情は、
ふっとゆるみ、ニンマリ。『できたぁー(ほっ)』


小さい頃のこんな経験の積み重ねが、
人生の荒波を乗り超える力につながっていくのかもしれません。

 
 

「土留め」も遊び場

山砂の流出を防ぐ自然木の土留めは、 子ども達にとってちょうど良い形状で、
様々な行動を誘う遊び場となっています。


園庭設計 園庭設計 園庭設計 園庭設計 園庭設計 園庭設計 園庭設計 園庭設計 園庭設計

 


マラソン&三輪車コース

砂場の周囲にぐるりとコースをめぐらせています。
一周ごとに自分で○印をつけられるカードで意欲を引き立てます。
70周7キロで金シールがもらえます。
何回でも周ることのできる回遊性は、
遊び込める場所のもつ重要な特徴です。

園庭設計 園庭設計 園庭設計

 

 

 

3.園庭の木々には子ども達と植物をつなぐ「物語」が記されています。

子ども達と園庭の木々をつなぐ物語
 
園庭樹林

木の傍に「物語」が綴られています。


樹木の園庭設計

みのりの森の木の物語3 キンモクセイ


樹木の園庭設計

みのりの森の木の物語5 かしの木

物語はルビつきで、子どもたちは読みながら木々を周ります。


みのりの森の木物語 キンモクセイ

私の名前はキンモクセイ。
「キンモクセイのキンモクさん」って呼んで欲しいわ。

秋になると、とってもいい匂いの、小さなオレンジ色の
可愛い花を沢山つけて「もう、秋がきましたよ」って、
みんなに静かに教えてあげるの。

中国という国ではね、キンモクセイの木は、
月からきた仙人(高い山の中に住む不思議な力を
持ったおじいさん)の木で、 「仙木」と言われているの。

月夜の晩には、みんなに知られないように、
こっそりと月とお話をしているのよ。うふふ...。



みのりの森の木物語 かしの木


ぼくは、かしの木。「かしの木のかっちゃん」って呼んでいいよ。
かっちゃんはね、いつも、ここで、みんなの事を見ているんだ。

どろだんごを、
「うまくできなーい、せんせいやってー」
と言っていた子が、
だんだん上手に一人でできるようになるのを見ていると、
とても嬉しくなるんだよ。

ほら、あの子。おだんごがこわれても、
何度もまたやっているよ。えらいなー。
おだんごはまだ光らなくても、目が光ってるのを、
かっちゃんは知っているよ。


かっちゃんも、ここに来た時は、
小さなどんぐりしかつけられなかったけど、
今は大きな、どんぐりをつけられるようになったのさ。

かっちゃんは、どこにもいかない。
ずっとここにいて、いつも、みんなのことを、
しっかり見ているからね。



...読めない子どもに読んであげると、
「かっちゃんありがとう」と、
木の幹をなでてくれました。

 

 
 
自然観察と日除けもかねた大きな木々を配置。

シマトネリコ

涼しげな葉っぱと風になびくしなやかな姿が、入口で子どもを優しく出迎えます。

姫しゃら

姫しゃら
ピンクのツルツルした木肌、スラッとした株立ちの姿、優しげな葉、触ったり眺めたりするだけで心が和みます。

キンモクセイ

キンモクセイ
派手な色合いの階段の前にキンモクセイを配置。森の中の雰囲気を出しました。階段で遊ぶ子どもの様子も様々な角度から見守っています。

 
イチョウ

イチョウ
自然木・山砂・水・植木の緑が演出する園庭の奥行きと癒しの空間。さらに、区の保護樹でもある園庭中央のイチョウが重なり合います。

カリン

カリン

ジャムやせき止め薬でもよく知られるカリン。香りの良い大きな黄色い実をつけます。

クロガネモチ

クロガネモチ

かわいらしい小さな赤い実をたくさんつけ、園庭に鮮やかな彩りを添えてくれます。 

 
しだれやなぎ

しだれやなぎ

大きなしだれやなぎが、風にゆらゆらと揺れながら優しい風を子ども達に送ります。

かしの木

かしの木

子ども達の大好きなどんぐりの実をたくさん落としてくれる木。びっくり山ゾーンで遊ぶ子供達を上から見守ってくれています。

かしの木

ソメイヨシノ

園の門をくぐると桜の木が見えます。根元のデッキに腰掛けておしゃべりもできます。背景にある木製のランダムフェンスが桜の美しさを引き立てます。

 

 

4.環境教育に役立つビオトープ池

 
園庭設計

柵は枝をあしらい、自然の優しい風合いをだしています。


園庭設計

多様な植生をじっくりと見て学ぶ場、ビオトープ。


園庭設計

雨水の利用により、環境教育を実践しています。


園庭設計
園庭設計

蛇口をひねるのが楽しい小鳥型の蛇口です。

池のまわりには、水生植物、苔、糸すすき、
ムレチドリバゼ、岩ひば、ほととぎす、藤ばかま等、
20種類以上の植物を植えました。

今後はメダカやタニシも飼い、
多様な生物の棲める場所にし、
子どもの原体験を大事にしていきます。



1.環境教育

苔を多くあしらい、ビオトープの色合いに深みを添えると共に、
地球温暖化防止にささやかな貢献をしています。
苔は、4億年前から地球に生存しているともいわれる生物です。

園庭設計 園庭設計

発見!新設してから半年、カエルが卵を産みました。



2.雨水タンク


ビオトープに流れる水は雨水を利用しています。
タンクは木の小箱で保護すると共に、
見た目にもきれいに整えています。


3.小鳥の蛇口

雨水は飲料水ではないので、
蛇口を小鳥形にし設備環境を工夫することで、
「小鳥さん用の水だから飲めない」ことが
子ども達に分かるようにしています。
バケツで山砂の砂場にも水を運べます。

 

5.進化する園庭、意欲増す子どもたち(園庭史~子ども達への願いを込めて~)

 
園庭設計 園庭設計

園庭設計園庭の隅はプールでした。




園庭設計 園庭設計

園庭設計プールを移設し園庭を拡張。




園庭設計 園庭設計 園庭設計

園庭設計地面に凹凸ができる-遊具や土管トンネルの築山を設置。




園庭設計 園庭設計

園庭設計山砂を追加して園庭全体が砂場に。




 

園庭設計 園庭設計 園庭設計 園庭設計ガチャポンプを設置し、土と水の遊びがダイナミックになりました。
園庭設計木漏れ日デッキやウッドフェンスを設置し、子ども達の癒しの空間づくりも配慮しています。



園庭設計 園庭設計

園庭設計木々を植え、平面的だった園庭が森のようになりました。




園庭設計 園庭設計 園庭設計  園庭設計 園庭設計

びっくり山ゾーンが誕生!森の中で遊ぶ子ども達は、まるで原始の頃と同じ体験をしているよう。




 「力いっぱいに、また自発的に、黙々と忍耐づよく、身体が疲れきるまで遊ぶ子どもは、また必ずや逞しい、寡黙な忍耐づよい、他人の幸福と自分の幸福のために献身的に尽くすような人間になるであろう。」

(フレーベル『人間の教育』より)

 

 

エコロジカルな遊具-武蔵野大学附属幼稚園

自然と調和した園庭の可能性:武蔵野大学附属幼稚園
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1.土地の特性を活かした園庭リニューアル 

 
緑豊かな武蔵野大学 松の木を囲みリニューアルした遊具。
夏休み明けに行われた遊具の説明会。 「ここは井上先生がごはんを食べたり寝たりするところだからみんなは遊んじゃだめだよ。」<br>子ども達「え?!ずるーい!」

 

夏休み明け、久しぶりに登園した子ども達が、
新しく生まれ変わった遊び場をぐるりと囲みました。

主事の井上先生が、子ども達に遊び場を説明。
そびえ立つ松をくるりと取り囲んだ
リニューアル木製遊具に早速登り、
下の子ども達に呼びかけます。

「ここは井上先生がごはんを食べたり
寝たりするところだからみんなは遊んじゃだめだよ。」

「え?!ずるーい!」

「うそうそ。ここは先生達も来てあげるから、
一緒に遊びに来ようね。」


昔ながらの緑に恵まれた敷地内にある幼稚園。

園舎の増築にあたり既存の木の遊具の撤去の話が
持ち上がりましたが、遊具の点検にアネビーが立ち合い、
園庭の木と合体させてこの遊具をリニューアルすることに。

また、生活水はすべて井戸水を使用しているという
園の土地の特性を活かし、
砂場に水流れを設けることになりました。

 

 

 

2.園の教育理念と一致した園庭

 
リニューアル遊具
武蔵野大学附属幼稚園

リニューアル前:既存の登り遊び遊具


武蔵野大学附属幼稚園

リニューアル・イメージパース


武蔵野大学附属幼稚園

リニューアル後:遊びの機能が倍増しました!


武蔵野大学附属幼稚園

すべり台を登る園児たち


武蔵野大学附属幼稚園

松の木に巻きつけた木登りロープで上のデッキへ。


武蔵野大学附属幼稚園

頑張って登るとデッキへ抜けることができます。


武蔵野大学附属幼稚園

隠れ部屋1:忍者のように隠れることも。


武蔵野大学附属幼稚園

隠れ部屋2:イスとテーブルがあります。


武蔵野大学附属幼稚園

お店台でごっこ遊びも楽しめます。

木の恵みをもらえる遊具と巡り合いたかった


井上先生:
この園は昭和42年にできたのですが、 ここは全部雑木林だったんです。 その中に手作りのアスレチック遊具が 十数種類もあったんですよ。

2階くらいの高さから滑り降りるロープウェイもありました。
本当に勇気が要る遊具で、先生達は
「登れるやつは勇気を もってやってごらん!」と言って…。

それを私はちょうど保育者になりたてのときに
自分で味わっていたんです。
それが平成に入る時、園舎の老朽化による立て直しで、
泣く泣く雑木林をつぶしたんです。

とてもショックで、何とかそれに代わるような、
少しでも木のぬくもりがあるような遊具を園の中に残したいと
木製遊具を幾つか作ったんです。

それからまた20年経って、園舎の増築をすることになり、
木の遊具を撤去しなくてはならないことになりましたが、
新しいものを作るとしても、鉄製の遊具ではなく、
何か木の恵みを頂ける遊具に巡り合いたいと思っていました。

でも予算もないし、たまたま遊具の点検でアネビーさんがいらして 、
『これはまだ使える!ひとつ設計して来ますから見てください』
と言って下さったんです。

そのイメージパースを見て、うちの職員が
全員一致で惚れ込んでしまったんです。
それで園長先生に、とにかく作りたいと申し上げました。

園長先生は、泥にまみれる園児を見て、泥と遊ぶ、水と遊ぶと、
子ども達ってこんなに飽きずに遊ぶんだ、
やっぱり砂場は大切という御意見でした。
それで今回の遊具と砂場のリニューアルが実現したんです。



園の教育理念と一致した園庭


この学院は浄土真宗の教えを教育理念に掲げていまして、
自然の恵みに感謝し、ひとつひとつの命を大事にし、
そして心と身体を元気に、土や水や風や木々の匂いを感じて、
過ごして欲しいという想いで、子ども達に生活させているんです。

先日の園舎の起工式の時は学院長から、
園舎が建つことでそこに棲んでいた虫や木々を、
私達人間のエゴでどいてもらって
自分達の暮らし易いものを作っていくのだから、
どいて頂いた方達に感謝の気持ちを持って欲しい
というお話があったんですね。

だからアネビーさんが、
「この学院の中の中学や高校の竣工で
伐採した木や、園舎の増築で切った木を使います。」
と言って下さったことは、
ちょうどここの自然を大事にする教育理念と
非常に一致していたと思います。

いろいろな業者さんにガチャポンプやログハウスを
勧めて下さっていますけど、
どうもそれだけでぽんと設置することにすごく違和感があって、
どこの砂場もログハウスもイエスといえなかったんです。

ところが、今回はすごく園庭環境にマッチして、満足しています。







武蔵野大学附属幼稚園 武蔵野大学附属幼稚園 武蔵野大学附属幼稚園

 

 

3.園服が汚れているほど遊び込む場所があるということ

子ども達と園庭の木々をつなぐ物語
 
リニューアル遊具
武蔵野大学附属幼稚園

水と大きな砂遊び場。

幼稚園の園庭設計
武蔵野大学附属幼稚園

井戸水を使ったガチャポンプから水を流します。

幼稚園の園庭設計
武蔵野大学附属幼稚園

流れた水が溜まりじゃぶじゃぶ池に。

幼稚園の園庭設計
武蔵野大学附属幼稚園

砂場ではパイプを使っておもしろい遊びも。

幼稚園の園庭設計
武蔵野大学附属幼稚園

山砂を丸めて楽しくどろだんごを作ります。

幼稚園の園庭設計

園舎の増築にあたりお母さんたちが園庭が
狭くなることを心配されたとお聞きし、
意識が高いお母さん方だなと思ったのですが…。


井上先生:
この園を選ぶ理由は、自然環境が良く、
教え込むのではなく自然が自ずと語りかけてくれる環境であること、
子どもが四季の移ろいを感じながら伸び伸びと過ごせることが上位を占めています。

今、敢えてこういう挑戦する遊具ができてよかったと思います。
うちの園のお母さん達は汚れても全然文句を言わないんです。
家に帰って園服の中に砂や泥がどれだけ溜まっているかを見て、
家の子が自分の家以外でも自分を出して遊び込めている場所があるんだ、
砂が増えれば増えるほど、園で自分の過ごす時間があるんだ、
と思うから、園服を洗うことが楽しみと言って下さる方もいます。



-大学附属幼稚園という特性はあるのですか?


井上先生:
大学敷地内にあるため、安全な環境で
自然豊かな敷地を利用できるので、
幼稚園から出て、木の実を拾ったり、梅を拾って梅干をつけたり、
たくさんの虫と触れ合ったりしています。

また年齢を超えた交流があり、
子ども達はいろいろな人と関わり合いをもっています。
大学生がビオトープを作って下さったり、
中高の先生からもらった花の苗木を
子ども達で育てて花を咲かせてプレゼントしたり…。
大学附属というより総合学園としての意味合いが強いかもしれません。


園では幅広い年齢層との交流に加え、
子ども達同士や自然との交流も大事にしています。
園の教育理念と一致した遊具や水遊び場も加わり、
子ども達は一層豊かに育まれることでしょう。




幼稚園の園庭設計
武蔵野大学附属幼稚園

配置計画図: ガチャポンプ、水流れ、砂場等

幼稚園の園庭設計

 

 

 

こども達の"動きたい!"の思いを満たす室内空間-大森みのり幼稚園

1.室内ならではのアプローチで、夢のある空間づくり

 

 

  ゲミノ(ドイツHABA社の室内遊具GEMINO・シリーズ)の遊びアイテムは、
多様な環境に柔軟に対応し室内空間を有効に利用できます。
室内では、天井や壁を利用し多角的にアプローチができ、
すべての遊びアイテムを関連づけて、テーマを持たせた独自の空間をつくることが可能です。

  広すぎる室内で子ども達が落ち着かなければ、間切りで安心できる空間をつくります。
逆に、狭い室内では、二階建て構造やはしごで限られたスペースを活用し、
驚くほど空間的な広がりを持たせることができます。

ゲミノ”の柔軟性のある豊富なアイテムによって、
「大森みのり幼稚園」のように美しく夢のある空間を実現することができるのです。  
 
 

2.室内空間の立体的な有効活用

 

 大森みのり幼稚園に誕生した新しいプレイ空間「スタールーム」は、

室内にぐるりと遊具を巡らせ立体的な遊び場を設けています。


  教室の壁面を有効活用することによって、
子どもの行動と遊びの場所を広げ、

1.おもいきり体を使う動的な遊び場
 …ゲミノ・アスレチックによるクライミング、雲梯、トンネル、ネット等

2.ごっこ遊びやゲームをする静的な遊び場
 …ゲミノ・プレイハウスを中心とした落ち着ける空間

上記のような異なる遊び場所を作ることにより、
メリハリのある空間を生みだしています。 
 

3.全身をダイナミックに使う動的な遊具

 

 屋外と比べ室内は、「大けがをするリスクが少ない」「悪天候に影響されない」「いつでも使える」などの利点があります。しかし、園庭が雨で使えない日などに、その遊びを十分に補う機能が室内で整っていることは多くはありません。

  子どもの運動能力低下が社会問題となっている今日、幼児期から身体全部を使う運動に没頭できる場所があることは重要です。

  HABA社の"ゲミノ"(GEMINO)は、長い歴史に安全性を裏付けられ、世界中で信頼を得ています。少ない空間の中にも豊富な運動パターンが隠されていて、毎日遊んでも飽きません。子ども達は、大人が手を貸すことなく、自由な発想でいろいろな遊びをみつけることでしょう。

 

大森みのり幼稚園の新しいプレー空間「スタールーム」

 

幼児期から運動を促す魅力的な環境を

 

 適切な環境があれば、子どもは自ら本能的に運動します。
子どもが意欲的に活動するために必要な、

 

「高度な安全性」
「魅力的な色彩・形」
「身体全体を使う機能」
「触り心地のよい安全な天然素材」

 

の基本条件を満たし、環境を構成する必要があります。 
ゲミノ・アスレチック」はその条件すべてを満たしています。

  2009年、新しい夢の空間が大森みのり幼稚園に創られました。  

 

A.アスレチックゾーン
 

 

 

  Aのアスレチックゾーンでは、壁面に取り付けられた様々なアイテムを前に、できないと最初からあきらめてしまう子もいれば、積極的にチャレンジしていく子もいて・・。

 

 

 子ども達はそれぞれの姿を見せてくれます。やがて、他の子に触発されてチャレンジし始める子がいたり、保育者の力を少し借りて達成感を味わい、その後一人でチャレンジしていく子がいたり・・。

 

 

 「やったー!」「できた!」と葛藤を乗り越えた子どもの瞳が、キラキラ輝いていくのが確認できます。 

 

 

 

 

B.ヤッホーゾーン(ゲミノ&ハグス)
 

 

 

 Bのヤッホーゾーンでは、にょきにょき棒を登ると、大人よりも子どもの目線がずーっと高くなります。下にいるお友達を発見、「オーイ!」と手を振れば下の子も「オーイ!」と答えてくれて、不思議な一体感が生まれます。

 

 高い所に登れた達成感と目線が変化する面白さに、子どもはワクワクし、行きたくてたまらない空間となります。高い安全性に裏付けられた"ゲミノ"の室内遊具だからこそ実現できる夢のある空間です。 


 

 

 C.ごっこ遊びゾーン(ゲミノ・プレイハウス)

 

 Cのごっこ遊びゾーンに設置されたプレイハウスでは、静かな遊びを楽しむことができます。1階のお部屋ではキッチンコーナーでおままごと、2階は線路やゲームなどで遊びます。子ども達は考慮されたおもちゃを使って、お友達と一緒に遊びの世界に入り込んでいきます。

 

 

 *床の塗装は、汗や唾液を考えた工夫がなされています。材質は、主にブナ材とカエデ材、そして水溶性で環境にやさしい塗料とワックスが用いられています。表面の着色は何層にもおよび、唾液などの水分との接触による色落ちを防ぎ、使用の際の負担にも十分耐えられます。GEMINO(ゲミノ)ならではの遊具に込められた思いやりです。 

  

 

 

幼稚園

今あるものを生かした自然溢れる園庭―アソカ幼稚園

 

もともと緑が多く、大きな木、植物、ビオトープ、
園の思い入れの深い遊具がある園庭でしたが、
既存遊具は老朽化が進み対応が急務でした。

そこで、撤去が必要なものだけを撤去し、
利用可能なものはメンテナンスを行い再利用しました。

今あるものを「活かし」、自然と調和した園庭が実現しました。



 

↑施工前の園庭:老朽化した既存遊具

 

 

自然と調和するリニューアル遊具

 

 

既存他社製遊具についていたすべり台は
まだまだ使用することが可能ですので再利用し、
リニューアル遊具に組み込みました。

遊具の大きなタワーは園児達の通学路である
園外の交差点からもよく見え、
毎日通園してくる園児達を迎えてくれるシンボルとなっています。
タワーの中から見渡す景色は格別で、
手を伸ばせば木の葉にも触れることもできます。


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  ↑イメージパース:
 

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↑遊具内部にあるいくつもの連続する遊び。
木々を登って渡り自然の中で遊ぶ感覚を得ることができます。

 

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 ↑園外の交差点より見た木々と遊具

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 ↑3階から滑り降りるスリル満点のチューブスライド。

 

 

プレイビオトープ

 

もともと鑑賞用のビオトープがありましたが、
新たにそこから続くように、水路やじゃぶじゃぶ池、
丸太の噴水を作り、こども達が水遊びを楽しめる
”プレイビオトープ”ができました。

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↑じゃぶじゃぶ池/ 水路

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↑既存のビオトープ

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 ↑丸太の噴水

 

 

既存遊具メンテナンス

 
老朽化が進んだ遊具もこども達にとっては
遊び慣れた大切な遊具です。
支柱・屋根の交換や再塗装を行い、
美しく生まれ変わり、安全で安心して遊べるようになりました。

塗装は定期的に行うことにより遊具を長持ちさせることができます。
 
 

幼稚園

「ランドスケープ」-大森みのり幼稚園様(2)(東京都大田区)

 

 「既存遊具のリニューアル」(クリックで記事へジャンプします)以外にも大森みのり幼稚園様では、

ランドスケープ・デザインを行い木のぬくもり感じられる園庭づくりを行っています。
また用途・年齢・レベルに応じたゾーニング(*)を行い、園庭をより活用できるような工夫を行っています。


ゾーン1.身体を使って遊ぶ”アスレチック広場
ゾーン2.”思いっきりかけっこ広場
ゾーン3.自分で遊びを見つけ出す”創造の広場


*ゾーニング:年齢や用途別に区分・分類し、空間に性格付けを行うこと。

 

ゾーン1.身体を鍛える"アスレチック広場"

 

大型のコンビネーション遊具が設置されたアスレチック広場です。
詳しくは、 「既存遊具のリニューアル」をご覧下さい。


こども達が砂遊びをする箇所には、
「スカイシェード」(日除け)を取り付け、
夏の日差しからこども達を守ります。


スカイシェードは涼風を通し、
有害な紫外線を95%カットします。
赤道付近であり日差しの強い国 オーストラリアで
研究・開発された布地を使用しています。

 

ゾーン2.思いっきりかけっこ広場―水はけ対策

 

以前の思いっきりかけっこ広場は、
雨上がりには水溜りが出来やすいという問題がありました。

そこでグラウンド下にトリカルパイプや
浸透枡を設置し、水はけ対策を施しました。
以前よりも水はけがよくなり、
こども達も元気に走り回っています。 

 

ゾーン3:木と土と水の広場―①遊び慣れていなこどもの遊び

 

創造の広場では、まだアスレチック広場で
十分に遊ぶことが難しい3歳児や、
初めて園庭に出て遊ぶ新入生の為に
乳幼児用遊具ユニミニが設置されています。

ユニミニは、スウェーデンHAGS社が
1歳~の非常に小さなこども達のことを
専門家が研究し、開発した遊具です。
初めての遊具としても最適ですが、
クライミングやすべり台、砂遊びや双眼鏡などの

アイテムも備わり、十分に遊びを楽しむことができます。

 

ゾーン3:木と土と水の広場―②森の中の遊び

 

 

創造の広場では自然を多く取り入れており、
普段の生活の中で自然と触れ合うことが可能です。

設置されたガチャポンプ(手押しポンプ)は昔懐かしいものですが、
こども達にとってはとっても新鮮な水遊び・泥んこ遊びができます。
水路をつなげば遊びのバリエーションがどんどん広がります。

こども達は自分でやりたいことを見つけて、
新しい遊びを創り出すことができます。

また、スカイシェード(日除け)とともに
沢山の種類の木を植えた園庭では
緑が生い茂りすがすがしい木陰ができて
夏の暑い陽射しや紫外線を心配がいりません。

泥遊びなど長時間集中して行う遊びが可能です。

今では植栽が増え、”創造の広場”から発展し、
通称”トトロの森”と呼ばれています。




↑切り株や丸太のステップ・木登りのできる木のある土管トンネルの築山。
タヌキの夫婦が見守る”タヌキ山”として親しまれています。

 

ランドスケープ

 

道路から園へと向かう園の敷地の角
サイン板とフェンスが設置してある場所に
自然の優しいイメージと実用性を兼ねた、
ランドスケープ・デザインを行いました。
 

■侵入防止フェンス・防球ネット

フェンスは、従来のフェンスより高くすることで、
外部からの侵入を防ぐ防犯対策の役割と
ボールの飛び出す役割を果たします。
また、猫よけとして、猫が潜り込めないように
地面とフェンスの隙間を塞いでいます。
 

■ウッドフェンス・丸太花壇・園名サイン

木製のサイン、丸太の花壇、ウッドフェンスを利用することにより、
木のぬくもりを感じる優しいイメージとなりました。

 

既存遊具と非常階段の安全対策

 

非常階段の手すり(側板)は低く
こども達の落下の危険性が合ったため
落下防止のフェンスを追加しました。
 

既存の棒ブランコは楽しい遊びですが、
大きく振れ過ぎてしまうことや
こども達が振れているところへ近づいて危ない
問題がありました。
ブランコの触れ過ぎを防止する加工と
侵入防止フェンスを設置し、
より安全に遊べるようになりました。


こども達が危険であることを予想できず、
大きな事故につながってしまう、遊びとは関係のない
「危険(ハザード*)」は取り除く必要があります。











*リスクとハザード
こどもの遊びに内在する危険性が遊びの価値のひとつでもあることから、事故の回避能力を育む危険性あるいはこどもが判断可能な危険性であるリスクと、事故につながる危険性あるいはこどもが判断不可能な危険性であるハザードとに区分し、遊具の安全確保に当たっては、こどもが冒険や挑戦のできる施設としての機能を損なわないよう、遊びの価値を尊重して、リスクを適切に管理するとともにハザードの除去に努めることを基本とする。

【参考】物的ハザードの例(遊具の構造、施工、維持管理の不備などによるもの)
・不適切な配置…動線の交錯、幼児用遊具と小学生用遊具の混在など
・遊具及び設置面の設計、構造の不備…高低差、隙間、突起、設置面の凹凸など
・遊具の不適切な施…工基礎部分の不適切な露出など
・不十分な維持管理の状態…腐食、摩耗、経年による劣化、ねじなどのゆるみの放置など

出典:「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂版)」、国土交通省、平成20年8月
http://www.mlit.go.jp/crd/park/shisaku/ko_shisaku/kobetsu/yuugu.html#shishin

 
 

↑現況の創造の広場:自然を多く取り入れ、木と土と水を使った沢山の種類の遊びを楽しむことができます。
 

 

幼稚園

「鉄製遊具のリニューアル」-大森みのり幼稚園様(1)(東京都大田区)

 

閑静な住宅街に位置し、開園から50 年以上の歴史を持った
幼稚園は、地域に根ざした幼児教育を行い、

今では卒園生のお子さんのお孫さんまで、

二世代、三世代に渡って通う伝統ある園です。

 

大森みのり幼稚園では、こども達が自分でやりたいことを見つけて

遊ぶことができるように園庭で想像力や創造力を育みます。


できるだけ自然を体験できるように

動物、鳥、魚、虫達に親しむ気持ちや土との触れ合い、

そして四季の植物を通して

 

「 おや」、「どうして」、「なんでだろう?」、「ふしぎだなー」

 

と感じる心を育てています。

 

 

一期計画「既存遊具を再利用した遊具」

「鉄製遊具のリニューアル」 「鉄製遊具のリニューアル」

 

創立50 周年記念に園庭遊具リニューアルの計画をしましたが、
既存鉄製遊具は、「まだ使える」「もったいない」ということで、
既存遊具を一部残し、安全性を最優先に再利用プランを計画しました。

 

残した鉄製遊具部分は、木で囲い、鉄の部分を見えなくしたことで、
優しく暖かい木のぬくもりある遊び空間となりました。

 

二期計画「遊びの増設」

 

新遊具を使ってダイナミックに

身体を 動かす遊びを充実させた結果、
こども達の動きも活発になり、

みんな意欲的にチャレンジするようになりました。

 

シンボリックタワーにある高さ4.1m から

滑り 降りるチューブスライドはスリル満点です。

 

 

 

 

   

3年後には、第二期計画として、

屋根裏部屋を増設。


ネットで上がる屋根裏部屋は

こども達だけの” 隠れ家” に なり、
より遊びの世界が広がりました。

 

大森みのり幼稚園様の声

鉄製遊具から木製の遊具にリニューアル後、
どのような変化があったかを"藤澤普子(ひろこ)副園長" に聞きました。

導入のきっかけ
 
導入のきっかけ

「こども達の為に以前から園庭を活かした
遊びの空間を作りたいと思っていました。」

 

「滑り台なら滑り台だけといったような、
カタチの決まった既存の遊具を販売するのではなく、
こども達の遊びの環境(使う場所)に合わせて、
様々なパーツを組み立てることができるという部分に納得しました。」

 
園庭がまるで自然のアスレチックジムに
 
園庭がまるで自然のアスレチックジムに

「こども達が安心して遊べるように、

園庭を自然の木に包まれた空間にしたかったんです。」

 

藤澤副園長はいままで、大森みのり幼稚園の園庭にそのような思いを抱いていたと言います。


「最初、新しい園庭を見たとき、遊具全体が木でできていて、

とても優しくあたたかいイメージを受けました。」

 

リニューアルした遊具について、

「子供の遊びを大切に考える制作者側のあたたかい意向がでています。
すべてが木でできているので、真冬でも、陽があたっていると自然の木に包まれている感じになれるんです」。

と、おっしゃって頂けました。

 

遊具を導入した後では、

「子供達の動きが活発になったのがひと目でわかります。」


「みんな意欲的にアスレチックにチャレンジするようになりました。

むずかしいポイントでも、恐い思いをしながらチャレンジするんですね。
一生懸命になってやっとクリアしたときの喜びは、

今までの遊具にはない発見でした。」
と、喜んで頂いています。

 

大森みのり幼稚園様へのご提案内容

 

主にパソコンを使って、園庭に沿ったレイアウトの提案を

シュミレーションさせていただきました。

様々な角度から新しい園庭のレイアウト図をご覧いただき、

実際に導入いただいた際のイメージを視覚的に

わかりやすくお持ちいただけるよう尽力させていただきました。

 

「一般に、FRP(※車などに使用される強化樹脂)などで作られた遊具は捨てるのも大変」

 

という藤澤副園長にとって、

 

「古くなり、もう使えなくなったときにでも、

すべて木でできているアネビーの遊具は、自然に帰すことができる。」

という点からもご納得して頂いているようです。

 

「雨が降ったときなどは、全体にビニールシートをかぶせて大事に保管しておきたいくらい。」と、

とても愛着をもって接して頂ける製品をご提供できたことを、心より喜んでおります。