幼稚園の事例

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幼稚園

「ランドスケープ」-大森みのり幼稚園様(2)(東京都大田区)

 

 「既存遊具のリニューアル」(クリックで記事へジャンプします)以外にも大森みのり幼稚園様では、

ランドスケープ・デザインを行い木のぬくもり感じられる園庭づくりを行っています。
また用途・年齢・レベルに応じたゾーニング(*)を行い、園庭をより活用できるような工夫を行っています。


ゾーン1.身体を使って遊ぶ”アスレチック広場
ゾーン2.”思いっきりかけっこ広場
ゾーン3.自分で遊びを見つけ出す”創造の広場


*ゾーニング:年齢や用途別に区分・分類し、空間に性格付けを行うこと。

 

ゾーン1.身体を鍛える"アスレチック広場"

 

大型のコンビネーション遊具が設置されたアスレチック広場です。
詳しくは、 「既存遊具のリニューアル」をご覧下さい。


こども達が砂遊びをする箇所には、
「スカイシェード」(日除け)を取り付け、
夏の日差しからこども達を守ります。


スカイシェードは涼風を通し、
有害な紫外線を95%カットします。
赤道付近であり日差しの強い国 オーストラリアで
研究・開発された布地を使用しています。

 

ゾーン2.思いっきりかけっこ広場―水はけ対策

 

以前の思いっきりかけっこ広場は、
雨上がりには水溜りが出来やすいという問題がありました。

そこでグラウンド下にトリカルパイプや
浸透枡を設置し、水はけ対策を施しました。
以前よりも水はけがよくなり、
こども達も元気に走り回っています。 

 

ゾーン3:木と土と水の広場―①遊び慣れていなこどもの遊び

 

創造の広場では、まだアスレチック広場で
十分に遊ぶことが難しい3歳児や、
初めて園庭に出て遊ぶ新入生の為に
乳幼児用遊具ユニミニが設置されています。

ユニミニは、スウェーデンHAGS社が
1歳~の非常に小さなこども達のことを
専門家が研究し、開発した遊具です。
初めての遊具としても最適ですが、
クライミングやすべり台、砂遊びや双眼鏡などの

アイテムも備わり、十分に遊びを楽しむことができます。

 

ゾーン3:木と土と水の広場―②森の中の遊び

 

 

創造の広場では自然を多く取り入れており、
普段の生活の中で自然と触れ合うことが可能です。

設置されたガチャポンプ(手押しポンプ)は昔懐かしいものですが、
こども達にとってはとっても新鮮な水遊び・泥んこ遊びができます。
水路をつなげば遊びのバリエーションがどんどん広がります。

こども達は自分でやりたいことを見つけて、
新しい遊びを創り出すことができます。

また、スカイシェード(日除け)とともに
沢山の種類の木を植えた園庭では
緑が生い茂りすがすがしい木陰ができて
夏の暑い陽射しや紫外線を心配がいりません。

泥遊びなど長時間集中して行う遊びが可能です。

今では植栽が増え、”創造の広場”から発展し、
通称”トトロの森”と呼ばれています。




↑切り株や丸太のステップ・木登りのできる木のある土管トンネルの築山。
タヌキの夫婦が見守る”タヌキ山”として親しまれています。

 

ランドスケープ

 

道路から園へと向かう園の敷地の角
サイン板とフェンスが設置してある場所に
自然の優しいイメージと実用性を兼ねた、
ランドスケープ・デザインを行いました。
 

■侵入防止フェンス・防球ネット

フェンスは、従来のフェンスより高くすることで、
外部からの侵入を防ぐ防犯対策の役割と
ボールの飛び出す役割を果たします。
また、猫よけとして、猫が潜り込めないように
地面とフェンスの隙間を塞いでいます。
 

■ウッドフェンス・丸太花壇・園名サイン

木製のサイン、丸太の花壇、ウッドフェンスを利用することにより、
木のぬくもりを感じる優しいイメージとなりました。

 

既存遊具と非常階段の安全対策

 

非常階段の手すり(側板)は低く
こども達の落下の危険性が合ったため
落下防止のフェンスを追加しました。
 

既存の棒ブランコは楽しい遊びですが、
大きく振れ過ぎてしまうことや
こども達が振れているところへ近づいて危ない
問題がありました。
ブランコの触れ過ぎを防止する加工と
侵入防止フェンスを設置し、
より安全に遊べるようになりました。


こども達が危険であることを予想できず、
大きな事故につながってしまう、遊びとは関係のない
「危険(ハザード*)」は取り除く必要があります。











*リスクとハザード
こどもの遊びに内在する危険性が遊びの価値のひとつでもあることから、事故の回避能力を育む危険性あるいはこどもが判断可能な危険性であるリスクと、事故につながる危険性あるいはこどもが判断不可能な危険性であるハザードとに区分し、遊具の安全確保に当たっては、こどもが冒険や挑戦のできる施設としての機能を損なわないよう、遊びの価値を尊重して、リスクを適切に管理するとともにハザードの除去に努めることを基本とする。

【参考】物的ハザードの例(遊具の構造、施工、維持管理の不備などによるもの)
・不適切な配置…動線の交錯、幼児用遊具と小学生用遊具の混在など
・遊具及び設置面の設計、構造の不備…高低差、隙間、突起、設置面の凹凸など
・遊具の不適切な施…工基礎部分の不適切な露出など
・不十分な維持管理の状態…腐食、摩耗、経年による劣化、ねじなどのゆるみの放置など

出典:「都市公園における遊具の安全確保に関する指針(改訂版)」、国土交通省、平成20年8月
http://www.mlit.go.jp/crd/park/shisaku/ko_shisaku/kobetsu/yuugu.html#shishin

 
 

↑現況の創造の広場:自然を多く取り入れ、木と土と水を使った沢山の種類の遊びを楽しむことができます。